皆さまは覚えてらっしゃるでしょうか……
今から7年前の2013年2月15日、ロシアに大きな隕石が落下しテレビでも大々的に放送され話題になったのを…。
先日、新商品として隕石の標本が入荷しましたので、隕石のお話です♪
隕石が地球上に飛来するのは珍しい事ではなく、実は年に約２万個ほど飛来していると云われています。
ほとんどの隕石は大気圏を通過できずに、摩擦熱により燃えて無くなってしまいます。
その時に放たれる光を私たちは一般的に「流れ星」と言っています。
その大気圏の中でも蒸発せずに地表に落下してくるものもその3分の2は海に落ちると考えられており、
地表に衝突するのはわずかだと言われています。
隕石にも種類があり、
金属からなる「鉄質隕石(てつしついんせき)」
岩石からなる「石質隕石(せきしついんせき)」
鉄質と石質との中間のタイプの「石鉄隕石(せきてついんせき)」
大きく３つの種類に分けられています。
入荷した標本のうち、今回はロシアに飛来した隕石をご紹介していきますね。
それでは見てみましょう♪
シホテアリニ隕石
1947年2月12日にロシアのウラジオストック北部のシホテアリンに落下した隕石です。
目が痛くなる程の光を放ちながら落下し、落雷のような爆音が響いたそうです。
そして上空には巨大な煙が発生し、5時間以上も消えなかったと言われています。
落下した様子を描いた切手も発売されていたようですね。
種類はオクタへドライという鉄質隕石です。
持ってみると少し重さを感じますよ♪
チェリャビンスク隕石
2013年2月15日にロシアのチャラビンスク州に落下した隕石です。
隕石の通過と分裂により発生した衝撃波で4474棟もの建物が被害を受けたそうです。
大気圏を通過したのがお昼だったのに辺りに濃い影ができる程の強烈な光を放ちながら落下して来たようです。
動画サイトなんかでは今でも落下の様子が見れるのでは…？
一緒に入っているガラス片はその衝撃で割れたガラスです。
種類は普通コンドライトという石質隕石です。
大きさにもよりますが、鉄質に比べると軽いと思います。
セイムチャン隕石
1967年にロシアのセイムチャン地方で発見された隕石です。
種類はパラサイトという石鉄隕石です。
石鉄隕石は全隕石の中でも約1％と大変少なく貴重な隕石です。
パラサイトは少し前にSNSで話題になってましたね。
今回入荷したのは鉄質の部分のみですが、れっきとしたパラサイトですよ！
ロシアの標本がちょうど3種類の隕石に分かれていたのでご紹介させていただきました！
他にも隕石が入荷していますので、次回ブログもお楽しみに♪
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